INSEADの1学期目(Period 1、通称P1)も1か月の折り返し地点を過ぎました。

すっかりブログの更新も滞っていましたが、今日はP1で学んでいる科目の一つ「Organizational Behavior 1(組織行動論、OB)」という科目が、多様性の高いメンバーで構成されるINSEADのワークグループの運営をスムーズにするよう、うまく設計されているな、と改めて実感したので、長文になりますがその話を。

組織行動論とはINSEADのAcademic Areasから引用すると、

The area of Organizational Behavior includes leadership, human resource management, organizational innovation, learning, transformation and organization culture. It also includes social networks, diversity, power and politics, managing careers, strategic processes, virtual collaboration.

組織行動論の研究分野はリーダーシップ、人的資本マネジメント、組織のイノベーション、学習、変革、組織文化を対象としています。また、ソーシャルネットワーク、ダイバシティ、組織の力学、キャリアマネジメント、戦略的プロセス、バーチャルコミュニケーションも対象としています。

とあるように、組織の中の人を対象とした学問分野。

INSEADではコア科目として4か月OBを学ぶことになっており、P1では個人・小グループを対象としたOB1、P2では大きな組織・企業全体を対象としたOB2を学びます。

いっぽうのワークグループですが、学校側が国籍や出身業界を基準にして、なるべく多様性が高くなるようメンバーを選びます。P1/P2の4か月間は、OB以外の科目についてもこのメンバーでグループワークを進めることになっています。一般に多様性が高いと、各人が基準とする考え方が大きく異なるので、摩擦も起きやすいです。

この摩擦を軽減させるのがOB1。
Outward Boundというグループでの野外アクティビティにはじまり、9月初めにNeo Profileと呼ばれる性格・行動特性診断を受講。結果配布後、内容を共有しメンバー同士が互いに違っていることの理解を深め、9月半ば過ぎにワークグループの運営ルールをメンバー全員合意の上まとめあげます。
OB1のクラス課題をこなしているうちに、グループの一体感が高まるように講義が設計されているわけです。

しかし。うまく設計されているはずのOB1の講義が、ayumuraのグループではなかなか効かない。というのもメンバーの一人に組織行動論のようなソフトスキルに懐疑的なメンバーがおり、グループ活動に姿を見せなかったり、授業の事前準備をしてこなかったり、ということが続きました。運営ルールをまとめる課題も、一部のメンバーだけでまとめて提出。定めた運営ルールも正直いってあまり守られてきませんでした。メンバー同士で食事に行こう、という決まりも実施されたことがなかったし。。(うーん、なんだかグループワークがすごく表面的な感じがするぞ?)そう感じつつも、他のメンバーにうまく思いを伝えられないで過ごす日々。ふと周囲を見渡すと、一体感のあるグループが目につき、グループ運がなかったのか、とさえ感じ始めていました。

実をいうとこの2週間ほど、グループワークが思うようにいかないと感じることが多く、英語面での苦労とも重なり、個人的にはタフな期間が続いていました。そんな折、OB1の講義にて「リラックスした環境で、グループメンバー同士のフィードバックをしよう」というセッションがありました。ayumuraのグループは、キャンパスのBarの中で互いのフィードバックを実施。

すると
・自分が深く傷ついていたメンバーのコメントは、実は自分のためを思ってくれたコメントだったこと
・自分の悪意のない言動が、身勝手な言動としてメンバーの一人に受け取られていたこと
という、発信側と受信側の捉え方の違いに気づくことができ、グループのちょっとしたぎくしゃく感がこういったすれ違いから生まれていた、ということにも気づかされました。

多様性の高いメンバーとのワークグループは相変わらず大変ではありますが、このセッションの後、ずいぶん気持ちが楽になり、OB1、というクラスがあって良かったな、と心から思いました。
テーマ:MBA
ジャンル:学校・教育
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