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P3(3学期)にSocial Media Strategyを教えてくださったSoumitra Dutta教授のお宅でホームパーティがありました。

Soumitra教授は、20数年INSEADで教えてこられたのですが、1月のはじめにアメリカコーネル大学MBAのDeanに就任することが決まり、7月に渡米されるそうです。(就任を報じる記事

Deanとして一つのMBAプログラムの責任者となることと、明日からダボス会議(World Economic Forum)に参加することを踏まえて、(ダボスの今年度のテーマは "The Great Transformation: Shaping New Models")パーティ参加者に「MBAの新しいモデルとはなにか?」という問いかけがありました。

「《INSIDE JOB》という映画を見たことある人?あの映画はアメリカの金融危機が政界・財界・アカデミアが一緒になって引き起こしてしまったことを描いていますね。(※参考→日経ビジネスオンライン・田村耕太郎氏のコラムの《INSIDE JOB》紹介記事アカデミアは金融危機を食い止める役割を果たさなかった。MBAプログラムも批判され、ビジネス倫理の授業が各プログラムで増えて、ハーバードはOath(誓い)にサインをさせていますね。金融危機後の世界の流れを踏まえて、また5か月間INSEADでMBAを過ごしてみて、これからのMBAの役割って君たちはどう考えるかな?ああ、別にダボス会議の場で『INSEAD現役学生はこんな風に考えてる』なんて言わないから気軽にね。」

気軽に、と言われたものの、ホームパーティが一転、普段のクラスのような雰囲気に。
・株主価値を最大化する、という「伝統的」ビジネススクールが強調してきた価値観を、いまもなお強調しすぎていると思う。トリプルボトムラインのような儲け以外の尺度を重視すべき。
・「ビジネス倫理」をどう教えるかは難しい。もしかすると教えられるものではないのかもしれない。Oathにサインしたところで、倫理的な行動をとるとは限らないと思う。

ひととおり学生の考えを聞いた後、教授からは「これからのMBAは様々なステークホルダーに配慮ができる、ビジネスだけの枠組みにとらわれないリーダー育成が求められているのではないか」という見解が示されました。

Business School for the World、というのはINSEADのキャッチフレーズ。Dutta教授は、企業・国の壁を越えて、ビジネス・政治・社会の諸問題に取り組めるリーダーが必要だと感じているのだと思います。

一方、アメリカのMBAプログラムは、「アメリカ」のためのリーダーを育成せよ、という周囲からのプレッシャーを受けることも少なくないと聞きます。コーネル大学MBAにおいても、同じ思いでDean職を務めていくことができるのでしょうか?
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テーマ:MBA
ジャンル:学校・教育
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