数年前、企業のリクルーターから「INSEAD生はプレゼンがうまくない」というフィードバックがあったことから、オリエンテーション期間の必修科目になったSuceeding in Business Presentationという講義を受けてきました。

フォンテーヌブローキャンパスには全部で4クラスあり、半分の2クラスは昨日同じ講義を受講済みだったのですが、評判が真っ二つ。とっても退屈/知ってることばかりでつまらない/出席する必要ないと思う、というネガティブ評価を聞く一方、途中で実際にプレゼンをすることになるから、すごくためになった!というポジティブな声も。

ayumuraは英語でのプレゼン経験が少ない上、講義が実際のところどんなものなのか興味があったので、参加したのですが、マイナス評価を聞いたクラスメイトの2~3割は欠席していました。

いざ受講してみるとayumuraにとっては良い内容で!
講師はINSEAD卒業生である現役のドイツ人のコンサルタントで、
授業内容は
・プレゼン準備(プレゼンの構造/プレゼン資料)
・プレゼンデリバリー(話し方・所作)
について。
ディスカッション、ビデオ教材、実演を交えた形式でした。

確かにINSEADに来る前にコンサルタント経験のある人にとっては、ある意味あたりまえの内容ですが、そうでない人には有益な内容。評価が二分されるのもうなづけます。

今回の講義関連での気づきは
・皆自分の評価・好みをはっきり表明するなぁ、ということ
・英語の文章を読んでプレゼンのストーリーを作る課題で苦戦したこと
・ディスカッションでなかなか話ができないこと
・参加者はプレゼン経験が少ない人が多かったとはいえ、そうはいっても皆プレゼンがうまいこと

うーむ。他の皆との英語力の差をまざまざと感じてしまった。。

とはいえ。もう1つ講義中、印象に残った言葉があります。それは「緊張するとIQが50減りますよ!」との言葉。この言葉を胸に、あがらないで話していきたいと思います。
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ジャンル:学校・教育
8月31日に受験したミクロ経済学(Price & Market)のExemption試験ですが、なんと合格することができました!

採点結果は返却されないため、どの程度の得点率だったかは不明ですが、大学の所属ゼミが応用ミクロ経済・ゲーム理論をよく取り上げるゼミだったこと、ゼミ時代に英語の教科書を使っていたことなどが奏功したのだと思います。

Exemption試験は、合格すれば授業免除になりますが、仮に不合格になった場合でも、その授業を通常通り受講すれば良いので、Exemption試験不合格だったことは成績表に現れません。つまりリスクフリー
これからINSEADに進学される方で大学時代に経済学部だった方は、Exemption受験はお勧めかもしれません。
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●新学長Prof. Dipak C JainのWelcome
オリエンテーション4日目です。今日は新学長Dipak教授のWelcomeスピーチがありました。といっても学長ご自身が、今朝フランスに到着したばかり!(フライトの問題もあってぎりぎりになってしまったそうです)。8/29(月)にシンガポールでWelcomeスピーチを行い、その後、アメリカ(シカゴ)に移動、そして今日9/1(木)はフランスへ。。世界一周。。やっぱり「One school, Two campuses」って楽じゃありません。

スピーチタイトルはThe Enduring Value of Management Education(マネジメント教育の永続する価値)。

・ご自身のキャリア(数学者だったが、ケロッグでマーケティングを教え始めた)
・ケロッグでのDean経験(B7(=USビジネススクール主要7校)会議でのビジネススクールへの閉塞感、US2年制MBAへの懸念が議題に)
・ビジネススクールのKnowledgeにまつわる4つのミッション(~Creation,~Dissemination,~Certification,~Commercialization)
・グローバルビジネスの変遷(19世紀は植民地主義・国が主体→20世紀は資本主義・企業が主体→21席は起業家精神、市民が主体)
・マネジメント教育の変遷(~1960年代はケース、判断・本能・Business Relevance(妥当性)、~1990年代は分析、データ、Academic Rigor、2000年代以降は倫理、Rigor&Relevence)
・今後、DeanとしてINSEADでやること(Reputation、Revenue Made、Relationships)

MBAのDeanって、まさにCEO。ビジョンを感じるWelcomeスピーチでした。

また、「このように晴れがましい場で新入生の皆さんをお迎えしているわけですが、こうして話をしているとちょうど10年前ケロッグで同じようにDeanとしての初めての挨拶をしていたことを思い出します。それは2001年9月11日でした。」「わたしはプーケットでのTsunami survivorです。」といった発言に、3月11日の震災当日を思い出すと同時に「現在」を強く意識させられました。

●INSEADは教授にとっても難しい環境
火曜日のPeter教授も言及していたのですが、INSEADは指導者側にとっても困難な環境なのだそうです。というのも、多様性がきわめて高く、講義中の質問が、それぞれの文化・教育背景に応じて、さまざまな思わぬ方向から飛んでくるため授業の流れが作りにくいため。Dipak教授は、なぜケロッグでDeanをやっていたのに、なぜまたINSEADでDeanをすることにしたのか?と問われることがあるそうですが、理由の一つにINSEADが教えるのが難しい、USビジネススクールとは別の環境であることを挙げていました。

●握手
たまたまWelcomeスピーチを教室の中心に近い前方で聞いていたのですが、スピーチ中、前の方にいるどの学生にも強いアイコンタクトを送ってきていました。Welcomeスピーチ後、キャンパスですれ違ったときに、Deanが突然「君、教室で一番前に座っていたでしょう?どこから来たの?」と語りかけてくれ、堅い握手をしてくださいました。嬉しかったです。
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●第三言語要件クリア
昨日、語学学校FL&Cからフランス語のWritten Testの結果を受け取りました。60点以上で合格のところ82点確保でき、これで無事第三言語要件もクリアしました。ただ、クラスメイトたちと英語で話し始めて以来、どんどんフランス語から遠ざかる感覚が。。余裕ができればフランス語の学習は続けたいところです。

●朝、突然日本語が出る
試験結果受領後、ミクロ経済学(Price&Market)のExemption試験を受けにいこうとしたら、クラスメイトの中国人とばったり。寝ぼけていたのか、つい日本人に会った気になったのか、よく分からないのですが、ふと突然彼女に日本語で話しかけてしまいました。おっと、間違えた、そう思って英語に切り替えしようと思ったら「日本語で大丈夫ですよ!」との返答に再度びっくり!そうそう、先週土曜日のパーティで会ったときに、日本で働いた経験があって、日本が恋しいといっていた子だったのでした。

彼女は日本語を専攻していたのもあり、英語で話すより日本語で話すほうが話しやすく落ち着くそうです。

彼女以外にも、第三言語として日本語を選んでいる中国人、シンガポール人、台湾人がたくさんいますが、これは国際経験・多様性を好むINSEADらしさの一つなのかもしれません。

●Exemption Test
キャンパスに着いてから、ミクロ経済学(Price&Market)のExemptionを受けました。思ったよりも取り組みやすく、直前に少しだけでも復習しておけば良かったな、と思っています。手ごたえは半々。

ちなみに最近知ったのですが、英語で「持ち込み可のテスト」はopen-book exam、「持ち込み不可のテスト」はclosed-book examというのですねー。
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オリエンテーション2日目です。

朝10:30からMBAプログラムの責任者であるDeputy DeanのProf.Peter ZemskyがMBAプログラムを紹介するプレゼンテーションをしたのですが、なんと昨日月曜はシンガポールで同じプレゼンをしたのだとか!

「One school, Two campusesって聞こえはいいけど、大変なんだよ!」のコメントに一同笑。

夕方5:00からはOpening Ceremonyがありました。

Dean代理として、INSEADのInternational Alumni Associationの新しいPresidentである1972年卒業のSven Kadoさんの挨拶がありました。

印象に残ったのは、Svenさんは、人を採用するときに、(MBA時代を思い出して)「この人は、自分が25歳のときに一緒に働きたいと思うか」と考えているそうです。こうすることで、常に若くいられる。若いということは、オープンであり、興味を持ち続けることであり、つながりを持つことである、と。

若くいられる(Stay young)に続き、Stay modest、Stay cleanとの言葉も。

続いてのGuest speakerは1997年12月卒業のJulie Meyerさん。INSEADのTop50卒業生の一人にも選ばれた起業家です。

スピーチのメインテーマはリーダーシップについて。途中意味が取れない部分も多々ありましたが、メモを転記しておきます。
・MBA入学当初は同級生と比較し、自分のStrength、Weaknessesが何か考えさせられた
→自分はMacro-thinkerだと気付いた
・人にはTakerとContributorがいるが、自分はContributorでありたい
・Build something to be bigger than yourself
・リーダーは孤独
・しかし内なる声(Inner voice)を聞いて勇気を持て(Be brave)

Julieさんはダボス会議にてヤンググローバルリーダーズにも選ばれているのですが、
2002年の会議でのコリン・パウエル氏のリーダーのスピーチが素晴らしかった、、と言っていたのですが、
肝心の内容が不明。検索してみたのですが、うまく見つけられず。

最後は、Welcome to INSEAD、で締めくくりでした。
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